借金を整理する方法～債務整理とは？～

返すべき借金が大きすぎて何十年も返済し続けている、自分の給料だけでは残っている借金を返済できそうにないなど、借金は人の精神を蝕んでいきます。あまりの借金苦に人生を終わらせてしまう方も、毎年かなりの数がいると報道されていますが、借金を見直すことができる法律があることをご存知でしょうか？

借金を見直すというと、破産宣告するしかないんじゃないか？と思う方もいますが、破産宣告はあくまでも最終手段。他にも借金返済方法は残されているのです。

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」などの方法があり、借金の額や守りたいものの有無で変わってきます。

まず「任意整理」は、借金返済の意思はあるけれど、利息までは支払えないという方向きの返済方法です。任意という言葉の通り、債権者と債務者が裁判所を通さずに直接話し合って利息や返済額を決める方法。

「個人再生」は、自宅を守りながら借金を減らしたい方向きの返済方法です。この場合、継続した収入があり、住宅ローン以外の借金が５０００万円以下の場合には適応されます。

そして最後の砦となる「自己破産」ですが、その名の通り、自宅や土地、車などの資産を失い、最低限の身の回りの物しか残すことはできませんが、借金苦からは開放されます。しかし、借金の原因がギャンブルなどが場合には、適応されない場合がありますので注意しましょう。